stencil/Diary

2011

あのひとは

いつも

てをつないでくれるようだ


わかってる

きみのつらさは


そういって


つよいまなざしをもつひと。


赤い糸が

ひんやり

青い糸に

かわる


顔に吹き出物ができたら

それが霞むくらいの

笑顔を。


違う風の中で

一生懸命

自分の風を

吹かそうとしていた


その風とは

調和しないことを知りながら


自分の風はむしろ

その風の前で

ため息のようなもの

だったかもしれない。


窓際に立って

なんともいえない

いい風が


なんともいえず

ふいてくる


おもいがけず

ふっと


おもいがけず


かぜ




目を合わせて笑った

私は

胸が高鳴った

けど


あなたは

どうだろう


その胸に手を当てて

確かめられたらよかった。


ちゃんと

抱きしめてくれるひとに

出会いたい。



2012

くちびるから


花のような

ことば


朝起きて

部屋のドアを開けて


春のにおいを感じた

天気のいい日


髪型を変え、外へ出た


とりのはねがつよい風にのって

どこかへ飛んでゆく


もうすぐ

新しい季節





2013

指先が

じんとなるほどの

幸福感


くちびるが

じんとなるほどの

悔しさ


清潔さ

純粋さ



2014


人生には

シリアスではなく


ユーモアを。


花が

プロペラみたいに

飛ぶ


あの子も

プロペラが

まわるみたいに


楽しそうに


くるくる

くるくる


まわる



2015

Debussy

Suite bergamasque / 月の光


Trio pour piano, violon et violoncelle/

ピアノ三重奏 ト長調



2016

「ふたつのプロフィール」/2016


<ふたつ>

相反するもの

対になるもの

<プロフィール>

横顔

知られていない一面

*

小さな鏡を添えて




2017






2018

Lily/ L


Strawberry/ S


Mirror/ M